☆社会保険庁の不正納付免除
民間から登用されたトップが「とにかく納付率を上げろ!」と厳しく指示したところ、取り立てを厳しくするんじゃなくて免除者を増やすとは・・・分子を上げるんじゃなくて、分母を下げるとは・・・発想の転換といえなくもないが・・・ちょっと笑ってしまいました
☆佐賀の小学生ひき逃げ犯取り逃がし
ひき逃げ犯を取調中に、いったん現場を離れたスキに犯人が逃走しちゃった・・・とかで、「警察の捜査上の失態」という批判的な報道姿勢ですね。テレビ・新聞も社によってかなり姿勢が違いますが、フジテレビ系などが最も批判的です。我々には細かいことはわからないんですが、ただ表に出ている情報から想像できる範囲では、「取り逃がした」時には、まだ一般的な事情聴取をしていただけで、とくに身柄を拘束すべき理由はなかったと思うのですが・・・・そうだとしたら、やはりマスコミの「無責任な批判」だと思います。確たる理由もなく身柄を拘束するような捜査の方が、よほど問題でしょう。
☆会計検査院の随意契約
お役所の随意契約がよく問題にされてます。今朝もみのもんたさんらがお役所批判してました。会計検査院が「新聞の切り抜き」や「出張手続き」などの業務を、職員の天下り先でもある外郭団体に随意契約でやらせていたことに対する批判です。批判自体は当然です。「随意契約」という点と「天下り先の外郭団体」という点は、まったくもってけしからんことであって、報道姿勢は納得いきます・・・
ただし、問題点も・・・みのもんたさんら評論家とおっしゃる方々が「外注せずに自分でやれ」とおっしゃってましたが、この発言は無責任過ぎます。今、お役所では職員を減らして、外注できることは外注しなさい(正職員を雇う給料よりも、外注の料金の方が遙かに安いので税金の節約になる)というのが大きな流れです。会計検査院って、小さな組織で、膨大な量の監査を行っているはず・・・誰にでもできる業務を外注するという姿勢そのものは間違っていないと思います。高い給料もらってる役人が、「新聞の切り抜き」や「出張手続き事務」をやる方が無駄でしょう。みのさんも、評論家さんも、細かいことまで考えず、無責任に何でもかんでも感情的に批判してりゃいんだから、ホンマにラクなお仕事ですね